はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
歯科医院を支援する公認会計士・税理士が歯科医院の経営管理や内部統制について解説します。
今回は、預金の管理方法について説明したいと思います。
現金の管理方法については下記ページを参照下さい。
現金の管理が重要 歯科医院では多額の現金を取り扱います
預金管理
通帳の記帳をこまめに行なって、通帳に記載されている入金(お預かり金額)と出金(お支払金額)の全てについて、証拠となる資料と照合して内容をチェックします。
通帳に記載されている預金残高と会計帳簿上の預金残高が一致していることも定期的に確認します。そして年に1回は、決算日における預金残高証明書を金融機関に発行してもらうこともオススメします。
複数の預金口座がある場合は、預金口座ごとに勘定科目の補助科目を設定して、会計上も預金口座ごとに管理できるようにします。
預金の不正を防ぐために
預金の不正を防ぐためには次のような対策が効果的です。
不要な預金口座を持たない
あまり使わない預金口座を持っていても管理の目が届かなくなったりして不正の温床になってしまいます。利用頻度が少ない預金口座や残高がない預金口座は思い切って解約してください。
オススメは、2つの預金口座だけを残して、入金用(保険診療報酬振込、窓口入金現金の預入など)専用口座と、出金用(お給料の振込や経費の支払)専用口座で使い分ける方法です。
通帳と金融機関届出印は一緒に保管しない
不正な預金の引出を防ぐために、通帳と金融機関届出印は一緒に保管しないで、それぞれ別々の金庫に入れるなどして保管します。
おわりに
現金や預金は一番重要な資産です。事業の行う目的はキャッシュ・フロー(現金・預金)を最大化することなので、しっかりと預金の管理体制を整えてくださいね。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。