はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
歯科医院を支援する公認会計士・税理士が、歯科医院の経営に役立つ情報をご提供します。
今回は、歯科診療所の1年間の平均的な設備投資額について説明します。
歯科診療所の設備投資額
中央社会保険医療協議会(厚生労働大臣の諮問機関)の2013年11月の実態調査によると、歯科診療所の直近1年間の設備投資の金額の平均として、下表のとおり報告されています。
歯科診療所 年間設備投資額の平均(1診療所あたり) | |
内容 | 金額(千円) |
設備投資額の年間合計額 | 5,941 |
1. 建物(建物附属設備を含む) | 2,611 |
2. 医療機器 | 2,228 |
うちリース分 | 54 |
3. 調剤用機器 | 2 |
うちリース分 | 0 |
4. 医療情報システム用機器 | 183 |
うちリース分 | 82 |
歯科ユニットチェア数 | 4台 |
この金額は、個人開業と医療法人の区別はされておらず、1歯科診療所あたりの平均金額になっています。
建物(建物附属設備を含む)には、テナントや賃貸物件の内装工事なども含まれます。
医療機器には、歯科ユニットチェアやX線撮影装置などが含まれます。
医療情報システム用機器には、レセプトコンピューターなどが含まれます。
直近1年間の設備投資の総額は5.9百万円となっており、その内訳として建物(建物附属設備を含む)2.6百万円と医療機器2.2百万円が大半を占めています。
医療情報システム用機器については、リースの割合が4割超と高くなっています。
おわりに
診療報酬を維持増加するためには、設備投資は欠かせません。
しかし、設備投資は大きな支出になるので、内装工事や医療機器購入の際はなるべく相見積もりをとって業者間の比較をするようにするとともに、顧問税理士などに相談して資金繰りを見ながら設備投資のタイミングを検討して下さいね。
税理士を探している歯科医師先生や歯科医院・医療法人の方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある税理士法人インテグリティにお声がけください。税金だけでなく、ビジネスやファイナンスに強い公認会計士・税理士が、歯科医院が持続的に成長するお手伝いをさせて頂きます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。