はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
歯科医院を支援する公認会計士・税理士が歯科診療所経営のための財務分析について解説します。
今回は、財務分析の4つの分類である収益性分析、安全性分析、成長性分析、生産性分析について説明したいと思います。
財務分析の4分類
財務分析はその目的によって、大きく次の4つに分類することができます。
- 収益性分析
- 安全性分析
- 成長性分析
- 生産性分析
財務分析には様々な手法がありますが、
その分析が何のために行われているのか、
その分析によって何が分かるのかを
常に意識して下さいね。
収益性分析
収益性分析とは、どれだけ効率的に利益を稼いでいるか、どれだけ効率的に資産を使っているかを分析することです。
財務分析のなかでも、基本かつよく利用される分析手法になります。
次のような指標を計算して収益性分析を行います。
- ROA(総資本利益率)
- ROE(自己資本利益率)
- 売上高各利益率
- 各資産回転期間
安全性分析
安全性分析とは、資金繰りの状態や、負債の返済能力などから、倒産しそうにないかどうかを分析することです。
次のような指標を計算して安全性分析を行います。
- 自己資本比率
- 流動比率
- 固定比率
成長性分析
成長性分析とは、売上高や利益などを期間比較したり増減割合を求めたりすることによって、将来の成長可能性を分析することです。
次のような指標を計算して成長性分析を行います。
- 売上高推移、売上高増減率
- 利益推移、利益増減率
生産性分析
生産性分析とは、事業に投下されたヒト、モノ、カネという経営資源によって、どれだけの付加価値が生まれたかを分析することです。
次のような指標を計算して生産性分析を行います。
- 総資本投資効率
- 設備投資効率
- 労働生産性
おわりに
財務分析が得意な公認会計士の資格を持つ税理士をお探しの歯科医師先生や歯科医院・医療法人の方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある税理士法人インテグリティにお声がけください。歯科医院特有の会計や税金だけでなく、ビジネスやファイナンスにも強い公認会計士・税理士が、歯科医院が持続的に成長するお手伝いをさせて頂きます。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。