はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
東京の歯科医師先生と歯科医院を支援する公認会計士・税理士が会計や税金、節税について解説します。
今回は、歯科医院における買掛金について説明したいと思います。
買掛金とは
歯科医院における買掛金とは、医薬品や診療材料などの医業材料の仕入れによって発生した未払債務をいいます。
なお、歯科医院における未払金とは、機械や備品などの固定資産の購入によって発生した未払債務や、医業材料の仕入れを除いた医業費用に対する未払債務をいいます。
買掛金はいつ計上するのか
医薬品や診療材料などの医業材料を仕入れる際に、仕入業者さんから納入された現物と納品書が注文内容と一致していることを確認(検収)します。
そして、月ごとに納品書と請求書が一致していることを確認して、その請求書にもとづいて月末に買掛金を計上します。
医薬品を10万円分仕入れて、5月10日に納品されて現物と納品書を受け取った。
医薬品を7万円分仕入れて、5月23日に納品されて現物と納品書を受け取った。
医薬品仕入れにかかる5月分の請求書(17万円)が送られてきた。
5/31
医薬品費 170,000円 / 買掛金 170,000円
6月30日に医薬品仕入れ代金を振込で支払った。
6/30
買掛金 100,000円 / 普通預金 100,000円
買掛金の管理
買掛金は、納品された医業材料と請求書を照合して、納品の過不足はないか、月末や月初の仕入れに間違いはないかなどを確認して月ごとに管理します。
また、医業未収金の入金の時期と金額、買掛金の支払の時期と金額を把握して資金繰りを管理します。
診療に先立って仕入れなければならない医業材料にかかる買掛金の支払が、診療から2ヶ月以上先になる医業未収金の入金よりも先行することが通常ですので、資金繰り管理によって入出金のタイミングを理解することは非常に重要になります。
おわりに
税理士を探している東京都の歯科医師先生や歯科医院・医療法人の方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある税理士法人インテグリティにお声がけください。税金だけでなく、ビジネスやファイナンスに強い公認会計士・税理士が、歯科医院が持続的に成長するお手伝いをさせて頂きます。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。