はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
東京の歯科医師先生と歯科医院を支援する公認会計士・税理士が会計や税金、節税について解説します。
今回は、貸借対照表の流動資産について説明したいと思います。
流動資産とは
流動資産とは、貸借対照表の借方(左側)の資産のうち、短期間で現金化される流動性が高い資産のことをいいます。
流動資産には現金や預金、売上債権(医業未収金)、棚卸資産(在庫)、前払費用、立替金などがあります。
通常の営業活動から生じた資産は流動資産になります(正常営業循環基準)。
また、1年以内に現金化される予定の資産も流動資産になります(1年基準、ワン・イヤー・ルール)。
長期間にわたって事業のために利用または所有される資産のことを固定資産といいます。
固定資産についてはこちら
流動資産は3つに分けられ、流動性が高い(早く現金化される)順番に次のように分類されます。
- 当座資産
- 棚卸資産
- その他の流動資産
当座資産
現金や預金、売上債権(医業未収金)、有価証券などは流動資産のなかの当座資産に分類されます。
流動資産の中でも当座資産は、すでに現金や預金というカタチになっていたり、売上債権(保険請求分の医業未収金)についても2ヶ月後には入金されることが見込まれているため、一番流動性が高い資産になります。当座資産が大きければ支払能力も高いといえます。
棚卸資産
医薬品や歯科材料の在庫、消耗品、貯蔵品などは流動資産のなかの棚卸資産に分類されます。
当座資産のように直接現金化されることはありませんが、これら棚卸資産は医療行為を行うに際して使用されることで、医業収入になり最終的に現金化されます。
その他の流動資産
流動資産のうち当座資産にも棚卸資産にも該当しないものは、その他の流動資産に分類されます。
前払費用や立替金、仮払金、前渡金などがあり、1年以内に現金化されることが予定されています。
おわりに
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。