はじめに
こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。
東京の歯科医師先生と歯科医院を支援する公認会計士・税理士が会計や税金、節税について解説します。
今回は、貸借対照表の表示ルールについて説明したいと思います。
貸借対照表の概要についてはこちら
貸借対照表の基礎
貸借対照表の表示
貸借対照表は左右に分かれていて、右側を貸方、左側を借方といいます。
右側の貸方は、他人から資金調達した負債と自分で資金を用意した資本(個人事業主の場合は元入金)を表示しています。
左側の借方は、調達した資金をどうやって運用しているかを資産として表示しています。
借方の資産金額は、貸方の負債と資本の合計の金額と一致します。
資産 = 負債 + 資本
貸借対照表における表示の順番
借方(右側)の資産は早く現金になるものから順番に上から並べます。
そして、正常な営業サイクルで生じた資産を流動資産、正常な営業サイクル外の特別な理由で生じた資産を固定資産に分けます。
営業サイクルで生じたものかどうかよく分からないものについては、現金になるまでの期間が1年未満の資産を流動資産、1年以上の資産を固定資産として分けて表示します。
貸方(左側)は上に負債、下に資本(元入金)の順番に並べられます。
負債は早く支払われるものから順番に上から並べます。
正常な営業サイクルで生じた負債を流動負債、正常な営業サイクル外の特別な理由で生じた負債を固定負債に分けます。
営業サイクルで生じたものかどうかよく分からないものについては、支払期限が1年未満の負債を流動負債、1年以上の負債を固定負債として分けて表示します。
支払期限が1年未満の負債を流動負債、1年以上の負債を固定負債として分けて表示します。
会計の表示ルール
流動性が高い(早く現金化される、早く支払期限がくる)順番に表示する方法を流動性配列法といいます。
正常な営業サイクルで発生した項目であるかどうかで流動、固定に分けるルールを正常営業循環基準といいます。
1年以内(正確には決算日の翌日から1年以内)に現金化されたり、支払期限がくるかどうかで流動、固定に分けるルールを1年基準(ワン・イヤー・ルール)といいます。
貸借対照表は、主にこの3つの会計の表示ルールにしたがって作成されます。
おわりに
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。