歯科における一般医療と後期医療別の診療行為別の1件当たり点数

はじめに

こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

東京の歯科医師先生と歯科医院を支援する公認会計士・税理士が税金や節税について解説します。

今回は、歯科における一般医療と後期医療別の診療行為別の1件当たり点数について説明したいと思います。

 

1件当たり点数の年次推移についてはこちら
歯科の診療行為別の1件当たり点数

 

 

社会医療診療行為別統計

厚生労働省は、医療保険制度における医療の給付の受給者に係る診療行為の内容、傷病の状況、調剤行為の内容、薬剤の使用状況等を明らかにし、医療保険行政に必要な基礎資料を得ることを目的として、毎年「社会医療診療行為別統計」(旧社会医療診療行為別調査)を公表しています。

この統計資料には、歯科医院を経営するにあたって参考になる情報がたくさん掲載されているので、一度目を通してみることをおすすめします。

今回は、この統計資料から歯科における一般医療と後期医療別の診療行為別の1件当たり点数についてお伝えします。

 

 

一般医療と後期医療別にみた診療行為の状況

 

一般医療と後期医療別の1件当たり点数(平成27年6月審査分)
診療行為 一般医療 後期医療 年齢別
0~14歳 15~39歳 40~64歳 65~74歳 75歳以上
総数 1,192 1,413 848 1,216 1,249 1,290 1,408
初・再診 163 141 191 170 156 150 140
医学管理等 132 118 130 130 133 135 118
在宅医療 6 166 0 3 6 19 163
検査 84 63 34 102 95 81 62
画像診断 53 34 28 79 54 40 34
投薬 17 17 6 20 18 18 17
注射 1 2 0 1 1 2 2
リハビリ 11 51 1 1 9 30 51
処置 237 184 176 256 256 224 183
手術 35 32 22 45 33 35 32
麻酔 4 2 4 7 3 2 2
放射線治療 0 0 0 0 0 0
歯冠修復欠損補綴 438 590 248 383 477 545 590
歯科矯正 2 0 3 8 0 0 0
病理診断 1 1 0 1 1 1 1
入院料等 8 13 4 11 7 8 13
出典:厚生労働省「平成27年社会医療診療行為別統計」

 

歯科の1件当たり点数は、一般医療が1,192点、後期医療が1,412点となっています。

年齢別では、「75歳以上」の1,408点が最も高く、その次が「65~74歳」の1,290点となっており、「0~14歳」が847点と最も低くなっています。

診療行為別では、「在宅医療」が一般医療6点に対して後期医療が166点と高くなっており、「歯冠修復及び欠損補綴」についても一般医療438点に対して後期医療が589点と高くなっています。
対して、「処置」は一般医療237点に対して後期医療183点と低くなっています。

 

 

おわりに

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最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。